開2区避難訓練
11月10日(日)、第1分団が開2区自主防災部会の避難訓練に参加しました。 開2区自主防災部会は警固断層南東部を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生し、小郡市で震度6弱を観測したという想定での訓練を行いました。この訓練に第1分団が参加し、地震発生後の巡視、広報及び避難誘導を行いました。
午前10時の地震発生後、住民は各家庭で初期対応を行い、自主避難場所である近くの公園に避難しました。そこから各ブロックで協力しながら、小郡交流センターを目指しました。その過程で、第1分団は避難勧告発令に伴い「こちらは小郡市消防団です。地震発生に伴い、小郡交流センターを避難所として開設しました。周囲の状況を確認し、近所の方と協力して避難を開始してください。」と呼び掛けるとともに、危険箇所で避難誘導を行いました。 | |
【ポンプ車による広報】 |
避難完了後、能塚副分団長が消防団での経験や昨年の九州北部豪雨で被災した地域での体験談をもとに、災害時の避難についての講話を行いました。 昨年の九州北部豪雨の際、被災地域のとある高齢者宅を訪れると、「自分はここで亡くなっていいから、みんなは早く逃げて。」という方がいらっしゃいました。その方をそこで見捨てるわけにはいかず、あなたが亡くなったらみんな困ってしまうと説得し、やっとの思いで一緒に避難することができたそうです。 | |
【能塚副分団長による講話】 |
消防団は危険が迫っている中で、みなさんを目の前で見捨てることはできません。できる限りのことをしますので、私たちに協力して一緒に逃げてください。また、災害はあっという間にやって来ます。災害が発生したら、パニックになってしまい、通常のことができなくなるので、日頃からの災害への備えが大切です。非常持出品の準備や家族の連絡先の確認など、身近にできることから少しずつ始めましょう。